【「できる」を増やそう】子どもの発達を理解する意味 - 東京インターナショナルスクール キンダーガーテン/アフタースクール

2021.09.17

【「できる」を増やそう】子どもの発達を理解する意味

Hello Everyone,

当スクールでは3歳からのお子さまたちをお預かりしています。
保護者の皆様には、お子さまが保育園・幼稚園に通っている頃や小学校の低学年の頃の行動についイライラしてしまったり、戸惑ってしまったりした経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんなイライラや戸惑いの解消に有効なのはズバリ、
「大人が子どもの発達段階ごとの特徴を理解する」
ことです。

 

 

 

1.大人の思い通りにならない子どもの行動は「悪い」?

大人たちは時に子どもの行動にイライラしてしまうものです。
しかしそういった行動は当の子どもにとっては、ごく自然に、当たり前にやっていることで、何か裏の意図があるわけではない場合が多いです。

たとえば、3~4歳の子どもは、自己中心的な視点からでしか外の世界と関わることができません。
一人で勝手にどこかへ走り去ったとしても、誰かの物を無理やり奪い取ろうとしたとしても、本人は誰かを困らせようとしているわけではありません。
ただ、自分が向かいたいと思ったところへ向かっているだけ、ただ目の前のものを手に入れたいだけです。
周りの人の都合を考えた行動をこの頃の子どもたちに求めるのには、そもそも無理があるのです。

少し大きくなって、5~6歳の頃はとてもエネルギッシュになる時期です。
全身運動もできるようになってきて、活動的にならざるを得ないのです。
そして、子どもたちは好奇心が旺盛です。
身の回りの物事を知りたい!自分で確かめてみたい!と思って、それが行動に出るのは当然のことです。
何か機械を目にしたときに、「ここをこうしたら何が起こるのだろう?」とボタンを押してしまったり、「中身はどうなっているのだろう?」と分解をしてしまったりすることもあるでしょう。

こういった行動は大人の視点からでは、一見すると「悪い」行動のように見えます。
しかしその行動の多くは、実は子どもが成長していることの表れなのです。
好奇心から実際に触ってみたり、動かしてみたりして、自分の経験として取り込んでいく姿なのです。

 

2.子どもの成長のために大人ができること

そうは言っても、子どもの行動が結果として困ったことになる場合もあります。
そういう場合には結果に対して罰を与えるのではなく、子どもが能力を心置きなく発揮できる環境や、好奇心を安全に満たすことができる状況を用意してあげましょう。

上で挙げた例のように、子どもが機械の仕組みや構造に興味を持ったとします。

そこで大人が「いたずら」や「困った状況」を発生させないために、その機械を子どもの目の前から隠してしまったり、ダメを連呼したりすることは子どもの成長にブレーキをかけてしまうことになります。

その代わりに、使わなくなったラジカセを用意してあげたり、バラバラにされても困らない動かなくなった時計を与えてあげたりしてみてはどうでしょうか。
誰かを困らせることのない環境で、子どもたちはのびのびと好奇心を満たしながら、知識や技能を伸ばしていってくれるはずです。

子どもの好奇心の芽を摘んでしまうことなく、成長の促してあげるのは大人たちの役割です。
子どもたちが安全に、安心して能力を伸ばせる環境を私たちが工夫しながら用意してあげることが重要です。

 

3.子どもの発達段階を知れば気持ちも穏やかに

子どもの成長の機会や好奇心を安全に満たしてあげたいと思うけど、子どもたちはいつの頃に、どんなことができるようになるの?どんなことに興味を持つの?
と、感じる方がいらっしゃるかもしれません。

こちらにひとつの目安をご用意しました。

こちらの表は、当スクールでカリキュラムを組むときや、教師が子どもたちに接する際に参照しているものです。

年齢ごとにだんだんと身体面や学習面でできることが増えていくのがわかると思います。
それを理解したうえで子どもの行動を見ることができれば、私たちは気持ちも行動も穏やかに接することができるのではないでしょうか。

 

4.子どもの発達段階と学習スキル・社会的スキルの獲得の関係

子どもたちは年齢を重ねるにつれて、身体的にも精神的にも成長していきます。
その過程で、子どもたちは保育園・幼稚園や小学校での生活を経験します。
そして「学習」やお友達との「コミュニケーション」の機会を得ていきます。

では、子どもたちの発達段階と、学習スキルやコミュニケーションスキル(社会的スキル)の獲得はどのように関連しているのでしょうか。
子どもたちはそれらをどのようなステップを経て身につけていくのでしょうか。

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