Hello Everyone, 先日2023年11月19日(日)に、教育セミナー第10回「英語は実技科目?!新たな視点で英語教育を考える」を開催しました。 今回は京都教育大学附属京都小中学校 英語科主任の今西竜也氏を登壇者としてお迎えして開催しました。 >> 京都教育大学附属京都小中学校 << 長年の小学校中学校での英語教育の現場での経験や、調査研究のために生活したアメリカでの体験から見た、日本の英語教育に対する新たな視点についてお話しくださいました。 このブログ記事ではセミナー中に寄せられたご質問と今西先生からの回答をご紹介します。 セミナー中にお答えできなかったものへのご回答に加えアンケートにご記入いただいたもの、またセミナー中にお答えしたものも、改めて回答いただき掲載しましたので、ぜひご覧ください。 セミナーの動画も公開しています。下記のリンクから全編をご覧いただけます。 当日に参加でなかった方はもちろん、ご参加いただいた方も振り返りにどうぞご覧ください。 >> セミナーの動画(約55分) << 1.セミナーに寄せられた質問と回答 ――――― 質問1: 小学生の英語スピーキング力について、どの程度の力がついているかを客観的に確認していく方法として、TOEFL Primaryを定期的に受験させる以外に、どのような手立てや工夫があるでしょうか。 たとえば、英語による自己紹介を小4・小5・小6のように、定点観測的にビデオ録画し、それらを評価することで客観的なスピーキング力の伸びが確認できると思います。しかし、多忙な教員が個々の学習者の英語発話を発音・リズム・イントネーション・流暢さなどの観点別に評価するには、多大な時間とエネルギーが必要です。電子ポートフォリオなどで何か工夫することはできますか。 回答: スピーキングに関しては、子どものモチベーションをいかに高めるかが大切だと思います。やらされるのではなく、やりたいなという気持ちになる課題の設定をすること、また過去のビデオや上級生のモデルを示したり、学級・学年を越えてオーディエンスを設定したりすることも効果的だと思います。 またイントネーションや発音だけを切り取って評価したり指導したりするのは大変労力のいることですから、発表や対話の活動の中で気づいたとき