【キンダーガーテン教師の想い -第3弾- 】トレーナー Mr. Thomas - 東京インターナショナルスクール キンダーガーテン/アフタースクール

2023.02.22

【キンダーガーテン教師の想い -第3弾- 】トレーナー Mr. Thomas

Hello everyone,

スクールではTerm3が始まり、2022年度のレッスンも残りひと月あまりになりました。

ほんの短い期間でも日に日に目覚ましい成長を見せるキンダーガーテン生。
今回はそんなキンダーガーテン生の成長をそばで支える教師たちに、どんな心がけを以て日々のレッスンに臨んでいるのか、どんな視点で子どもたちを見つめているのか、どんな思い出が深く心に残っているか、などをインタビューしました。

子どもたちの成長には「環境」が強く影響します。
子どもたちが置かれる環境として、とても近くでとても長い時間を共に過ごす先生たち。
緊張感と責任感をもった姿とともに、子どもたちへの深い愛が感じられる言葉をたくさん聞くことができました。

今回は全3回にわたってお送りするシリーズ最終回!
>> 【キンダーガーテン教師の想い -第1弾-】中目黒校 Ms. Kaitlyn <<
>> 【キンダーガーテン教師の想い -第2弾-】学芸大校 Mr. George <<

 

 

1.今回登場の先生紹介


Mr. Thomas
キンダーガーテンプログラム トレーナー
自身もドイツのインターナショナルスクールで幼少期を過ごした経験がある、子どもに大人気のキンダーガーテンプログラムトレーナー。

 

2.これまでの経歴を教えてください

16年前に日本に来ました。
英会話学校で子どもから大人まで教えていたのですが、子どもクラスを任されることがどんどん増えていき「私は子どもたちを教えるのが得意なのかな?」と実感し始めました。
そこで、インターナショナル保育園に転職をしたのですが、ほんの2年ほどでヘッドティーチャーに昇進したんです。
小規模でしたが1歳半から12歳まで教えました。
そして、10年前から東京インターナショナルスクールキンダーガーテンで働き始めました。
実は父が教師でしたので、この職についたのは遺伝かもしれないです(笑)。

また、父の仕事の関係で5~18歳までドイツに住んでいてインターナショナルスクールに通学しましたので、外国語を話すことや外国語を学ぶ子どもたちの気持ちがよく分かるのではないかと思っています。
私はイギリス人ですが、人生の中でイギリスに住んでいる時間が実は一番短いんです。
子どもの4年間と大学の4年間だけですので。

子どもたちに何かを教えるということが、自分にとって自然なことに感じます。
もちろんこれは仕事なのですが、とても楽しいですし、大きなものを与えてもらっている気がします。

 

3.キンダーガーテン生を教えるやりがい

担任の子どもたちを1年間担当しますから、関係性がどんどん出来上がっていきます。
そして小さな家族のようになります
もしかすると家族や友達よりも長い時間一緒に過ごしているのではないでしょうか。
そして彼らの成長を近くで見られるのが何よりの喜びです。

年少の生徒の中には英語のバックグラウンドがゼロの生徒もいますが、それこそ数ヵ月で会話が成立するようになるほど成長が早いんです。
教師が「Why do you think ~?」と尋ねれば、「Because ~」と答えられます。
これは凄いことだと思います。

年中になると個性が出てきます。
自信がつく、とでも言いましょうか。
時にcheeky(生意気)な発言も出てきます(笑)。
教師に対して意見を述べたり、面白がったり、英語でコミュニケーションを「楽しむ」ことができるようになります。

そして年長になると、より自立した態度でグッと大人っぽくなります。

私は全ての学年を教えてきましたが、それぞれの年齢で大きな成長をみることができます。
そしてこの仕事をしていて最もやりがいに感じるのは子どもたちと英語でジョークを言い合える時です。
ジョークを言うということは、相手の私に対して、クラスメイトに対して、学校生活について、安心しているという証です。
また、子どもたちが英語でコミュニケーションを取ることについて、自分に自信がなければできません。
その瞬間がやってくると、とても嬉しい気持ちになりますし、何かを成し遂げた!と言う気持ちになります。

 

4.オールイングリッシュのメリットは?

私の経験では、自分自身がドイツ語や日本の言語を学んだ際に、教科書で学んだことはありませんでした。
リアルなコミュニケーションを通して友達と、他の人と繋がりを保つことで語学を身につけることができるという確信があります。

そして、語学に限らず、幼い頃に身につけたことは一生残ると思います。
日本の小学校に行ったとしても、その基礎は身についていますから、すぐに思い出すことができるはずです

また、休暇などで海外に行く時にも語学を使えることの喜びを経験することができます。
私がドイツに住んでいたある時、私の家族は船で旅をしました。
船内では他の小さな子どもたちと遊ぶ場所があったのですが、英語でコミュニケーションを取ることができたので、とても楽しい時間が過ごせました。
もしも使えるのが日本語だけでしたら、それは難しいですよね。

 

5.2022年度の思い出

今年の年長さんは入園と同時に感染症が広がった学年でした。
そんな子どもたちと、初めてとなるフィールドトリップとして、井の頭公園へ出かけたことは最高の思い出でした。

 

6.子どもたちにTerm 3 をどのように過ごしてほしい?

今の学年を卒業して進級するということは、小さな家族が一旦解散になって新しい仲間との生活が始まるということです。
今年一緒に過ごした仲間との残りの時間を楽しんでほしいな、と思います。

今のメンバーで過ごす時間は二度と訪れません。
年少・年中さんはもちろんTerm3を終えた2週間後にはクラスは違っても再会しますので、悲しむことはないのですが、私は例年泣いてしまいます。
そして、年長さんにはとにかく楽しい思い出を作って卒園してほしいです。

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>> 【キンダーガーテン教師の想い -第2弾-】学芸大校 Mr. George <<