【キンダーガーテン教師の想い -第1弾- 】中目黒校 Ms. Kaitlyn - 東京インターナショナルスクール キンダーガーテン/アフタースクール

2023.02.08

【キンダーガーテン教師の想い -第1弾- 】中目黒校 Ms. Kaitlyn

Hello everyone,

スクールではTerm3が始まり、2022年度のレッスンも残りひと月あまりになりました。

ほんの短い期間でも日に日に目覚ましい成長を見せるキンダーガーテン生。
今回はそんなキンダーガーテン生の成長をそばで支える教師たちに、どんな心がけを以て日々のレッスンに臨んでいるのか、どんな視点で子どもたちを見つめているのか、どんな思い出が深く心に残っているか、などをインタビューしました。

子どもたちの成長には「環境」が強く影響します。
子どもたちが置かれる環境として、とても近くでとても長い時間を共に過ごす先生たち。
緊張感と責任感をもった姿とともに、子どもたちへの深い愛が感じられる言葉をたくさん聞くことができました。

全3回にわたってお送りします。今回はその第1弾!
>> 【キンダーガーテン教師の想い -第2弾-】学芸大校 Mr. George <<
>> 【キンダーガーテン教師の想い -第3弾-】トレーナー Mr. Thomas <<

 

 

1.今回登場の先生紹介


Ms. Kaitlyn
中目黒キンダーガーテン ヘッドティーチャー
日本の文化やキャラクターが大好き。
几帳面で丁寧なクラスルーム作りで子どもたちを安全に楽しく指導します。
>> ある日のKaitlyn先生のフォニックスレッスンの様子 <<

 

2.東京インターナショナルスクール キンダーガーテンの教師になったのはいつ?

私はデトロイトに近いミシガン州の小さな町で生まれました。
日本には11年前から住んでいます。

小さい頃から教えることが大好きでした。
母がガールスカウトのリーダーをしていたので、母を手伝って、私より小さい子どもたちの世話をしていました。

日本では高校と小学校でALTとして2年間、英語を教えていました。
とても楽しかったのですが、その経験の中で「私は小さい子どもに教えることが大好きだな」と実感し、島根県のインターナショナル幼稚園に移りました。
2014年のことですからもう8年前になります。
東京インターナショナルスクール キンダーガーテンでは2017年から勤務しています。

ちなみに、まだアメリカにいた頃はウェブサイトを運営する企業で、いわゆる会社勤めをしていました。
とはいえ、そこでも私はトレーナーという職務で、新入社員の研修などを担当していました。
そう言う意味ではずっと「教える仕事」をしていますね(笑)。

 

3.キンダーガーテンの教師として心がけていることは?

子どもたちの「今日は何を学ぶの?」「スクールで何をするの?」という気持ちに応えられるよう、常に新しい情報や経験を提供することを心がけています。

同じ年齢でも、毎年子どもたちの個性は異なります。
昨年うまくいったことが今年もうまくいくとは限りません。
子どもたちがスクールにいることが大好きで楽しんでいる様子を見ることが、私にとって最も幸せなことだと思っています。
子どもたちが笑顔で私たち教師に接してくれることがとても嬉しいので、その気持ちを大切にしています。

 

4.教師としてのやりがい

年齢の低い子どもたちはものすごいスピードで成長しますし、成長の過程がはっきりと目に見えるのでやりがいがあります。

英語経験がほとんどゼロの状態から、文章単位で話ができるようになったり、本を読めるようになったりしていきます。
子どもたちは「見て!これもできるよ!」「この本、読み終わった!」と自分の成長にプライドと自信を持って、私たちに共有してくれます。

 

5.長く勤めている背景

キンダーガーテンの教育に集中できる今の環境はとても恵まれていると思います。
私の経験では、日本の英語系の幼稚園では他の学年や別のコースを担当することが多くありました。
しかしここでは、幼児園の教師としての活動だけに集中できます。
そして「子どもたちが人として成長をしているか」を大切にしたカリキュラムになっています。
英語力の伸びだけを気にするのではなく「英語を通して人として成長することを大切にしている」と言えるでしょうか。

 

6.幼少期からオールイングリッシュの環境にいるメリット

英語に限らず、語学を学ぶタイミングとしてベストな時期であることはもちろんとして、この年齢から英語の幼児園に通園するメリットは、異文化への関心が高まる点だと思います。

11年前に私が島根県で過ごした時、多くの人にとっては外国人が本当に珍しかったのでしょう。
見た目や話す言葉が全く違いますから、私のことを「自分達と同じ」として捉えてもらうのが難しかったように思います。
一方で、幼少期からインターナショナル幼稚園に通う子どもたちは、見た目や言語が違う人々がいる、ということを当たり前のこととして経験していますから、そのようなことはありません。

また、自分が話す英語にも自信を持つことができると思います。
スクール内で担任以外にもさまざまな英語ネイティブ教師と過ごす中で、同じ英語でもその中には違いがあることに気づきます。
アメリカとイギリスなどイントネーションや語彙表現が異なる英語を話している教師たちを見て、子どもたちも自分が英語を話すことに他の人と多少の違いがあってもいいんだ、という自信を得ることができます。

この年齢ですから、子どもたちに集まってもらって「みなさん、ご存じでしたか?人々はみんなそれぞれに違いがあるんです」とレクチャーをする必要はありませんよね。
異文化を自然に受け入れられる姿勢がキンダーガーテンでの毎日の学習を通して、自然に身につきます。

 

7.2022年度の思い出

うわ〜〜〜。たくさんありすぎてどうしましょう!

Sports Day(スポーツデイ)は本当に素晴らしかったです。
校外の会場でイベントをするのは本当に久しぶりでした。
他の学年の先生方とも力を合わせて活動できたこと、子どもたちの活躍する姿、楽しそうな姿、を見ることができたのはとても幸せでした。

年長クラスはスポーツデイソング歌い、Steal the Eggs と言うゲームをしました。
またBig Pants Raceも盛り上がりましたよ。
大きなズボンの片方の脚に子どもが、そしてもう片方の脚に親が入り、一緒に走って競争をしました。
保護者にとっても初めてのスポーツデイでしたので「はい、このズボンに入ってください」「えっ!?このズボンに入るんですか?はっ、はい。」と戸惑いながらも楽しんでくださる姿も含めて、とても盛り上がりました。

 

8.子どもたちにTerm 3 をどのように過ごしてほしい?

卒園までの残りの時間は限られていますから、キンダーガーテンでの思い出を振り返りながら、楽しい時間を過ごしてほしいです。

卒園までに子どもたちには、お互いに思いやること、周りのお友達を大切にすることをしっかりと学んでほしいと思い、”Empathy”(共感する力)を伸ばすことに力を注いでいます。
年長さんは4月から小学校で新しい環境になりますから、どのようにしたら新しい友達ができるのか、新しく出会うお友達とどのように接したらいいのかをイメージして取り組んでいます。

具体的には、Empathyを高めるためにたくさんのロールプレイとたくさんの会話を行います。
そこでは「THINK」という合言葉を常に意識しています。

T:True? それは本当のこと?
H:Helpful? それはお友達にとって助けになること?
I:Inspire? それはお友達に気づきを与えている?
N:Nice? それは素敵なこと?
K:Kind? それは優しいこと?

Circle Timeを使って、これらの良い例、悪い例のロールプレイをします。
そして大切なのは、子どもたちの実際の日常の中で「THINK」を実践するタイミングを逃さずに声かけをすることです。

これら全ての取り組みを子どもたちが英語で行うことも、素晴らしいことだと思います。

それにしても今から卒園式を思っただけで、胸いっぱいになって泣きそうです…。

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