教育セミナー第11回「大学留学の基本~中高までにやるべきことって?~」アーカイブ動画公開/質問回答 - 東京インターナショナルスクール キンダーガーテン/アフタースクール

2024.11.27

教育セミナー第11回「大学留学の基本~中高までにやるべきことって?~」アーカイブ動画公開/質問回答

Hello Everyone,

先日2024年11月10日(日)に、教育セミナー第11回「大学留学の基本~中高までにやるべきことって?~」を開催しました。

今回はMBA・LLM・大学院・大学留学を目指す人たちのための指導を専門とするアゴス・ジャパンのディレクターの松永みどり氏を登壇者としてお迎えして開催しました。
>> アゴス・ジャパン ホームページ <<
>> アゴス・ジャパン YouTubeチャンネル<<

セミナーでは海外大学進学の仕組みや入学審査の特徴、出願や合格に必要な学力等の条件などを詳しく説明していただきました。
特に開催後のアンケートでご好評いただいたのは、海外大学出願までのスケジュールです。
高校何年生の何月までに何の準備を済ませておく必要があるのかがカレンダー上を示していただきました。
そこからの逆算でひいては中学生のころからどんなことを始めておく必要があるのかなど長期かつ早期のプロジェクトを説明してくださいました。
詳しい説明はアーカイブ動画からご覧ください。

未就学児~小学生のお子さまをお持ちで将来の海外進学・海外留学をお考えの方は、先を見据えた準備のために、ぜひ参考になさってください。

このブログ記事ではセミナー中や開催前後に寄せられたご質問と松永様からの回答をご紹介します。
セミナー中にお答えできなかったものへのご回答に加えアンケートにご記入いただいたもの、またセミナー中にお答えしたものも、改めて回答いただき掲載しましたので、ぜひご覧ください。

セミナーのアーカイブ動画を公開しています。下記のリンクから全編をご覧いただけます。
当日に参加でなかった方はもちろん、ご参加いただいた方も振り返りにどうぞご覧ください。
>> セミナーの動画(約55分) <<

セミナーの内容

1.大学留学の基本:

・年間の学費や必要な英語力
・国別の大学進学ルート
・入学審査の特徴(日本の大学との違い。テスト結果と出願者の特性のどちらが重視される?)
・TOEFLとIELTS、共通テストの特徴と上位校出願の得点目安
・海外大学出願に必要となる数値化できないもの
・日本で応募できる奨学金制度
・海外大学出願プロジェクトの具体的なスケジュールの全体像
・海外大学出願準備は中学生のうちからスタート?!中学のうちからできる準備

2.中等教育のいろいろ:

・中等教育の選択肢の種類
・中等教育の多様なプログラム

3.中高までにやるべきこと:

・中学校の頃までに見据えておくべきこと
・海外大学留学に向けて必要な7つの準備

 

セミナーに寄せられた質問と回答

―――――
質問1:
インターナショナルスクールに通う小学3年生の子供を持つ親の多くは、中学受験か英語か、といった選択肢に悩んでいると思います。
先生のお立場からの観点で、もし何かコメントをいただけましたら、ありがたいです。

回答:
難しい問題ですが、将来の進路(主に大学)をどうするかによっていくように思います。
国内大学進学をメインにお考えであれば、中学受験がメインとなりますので、受験勉強に集中になりますし、高校または大学から海外を目指されるのであれば英語を選択するという形になると思います。
――――――――――――――――――――

―――――
質問2:
高校2年生の息子はアメリカに留学中です。
今、海外の大学進学準備として何かできることは何がありますか。

回答:
アメリカの高校に在学されていらっしゃるのであれば、まずは成績や課外活動が重要になりますので、学校のある期間(学期中)は高校の勉強と部活や課外活動をしっかり行い、長期休み(夏休みや冬休みなど)の期間を使って、TOEFLやSATなどのテスト対策、出願エッセイ対策などをすると良いと思います。
――――――――――――――――――――

―――――
質問3:
インターナショナルスクールにスムーズに入学するなら、小学校からもしくは中学校からでも海外受験には問題ないのでしょうか?

回答:
将来的に海外の大学への進学をお考えなのであれば、小学校や中学校からインター校へ行くこともメリットは大きいと思います。(主に英語力やディスカッションスキルなど)
――――――――――――――――――――

―――――
質問4:
子どもが私立中高一貫校の一年生で、英検準二級の現状です。
高校に留学1年が前提のコースが設けられているものの、海外大学進学実績がなく、ノウハウが弱そうです。
海外大学に強い高校への受験を考えるべきでしょうか。

回答:
正直なところ国内の高校で海外大学に強い学校はとても限られますので、現在の学校で好成績を取りつつ、学外の塾などをうまく利用して海外大学へのご準備をされても十分かと思います。
ただし、海外大学(主にアメリカの上位校)では課外活動や受賞歴をもとにした志望理由や将来のビジョンが必要になるので、課外活動を厳しく制限するような学校の場合は、他の高校へ行くことも視野に入れてはいかがでしょうか。
――――――――――――――――――――

―――――
質問5:
小学生の母です。
子どもが海外大学に興味を持つきっかけにはどのようなものがあるでしょうか?

回答:
お子さまの身近な方が海外留学をされたりすると、一気に「自分事」としてとらえ、興味が出ることが多いようです。
その他にも、いろいろな経験をされることで、自分の好きなことが見つかり、それを強化するのは海外大学の方がよさそう、というような流れもありかと思います。
――――――――――――――――――――

―――――
質問6:
最近日本でもIB(国際バカロレア)を採用する学校が増えていますが、日本でIBを学んで海外大学の受験で通用するレベルになるのか懸念があります。

回答:
日本の学校でのIBは学校ごとにレベルがさまざまですし、担当する教員が変わってしまえばレベルも変わったり、などということがあります。
できるだけご興味のあるIB高校の在校生などを紹介してもらい、実際の状況をリサーチすることも重要です。
――――――――――――――――――――

―――――
質問7:
現在、東京インターナショナルスクールキンダーガーテンに在校しておりますが、英語や国際的なことに力を入れている小学校受験も考えています。
将来的に海外大進学を見据えた場合、そのような選択にメリットはありますでしょうか。

回答:
個人的な意見ではありますが、小学校~高校くらいまでの日本の学校教育もしっかりしていると思いますので、メインの学校は通常の学校、アフタースクール的なもので国際的、英語強化でも良いように思います。
特に海外に出ますと、自分が「日本代表」のような立場になることが多いので、日本のこともしっかり学べていることも重要です。
――――――――――――――――――――

―――――
質問8:
今回は主に海外大学の進学についてでしたが、国内において英語で授業する等英語を活かせたりグルーバルな授業展開をされている学部や大学が知りたいです。

回答:
代表的なところで、早稲田大学や上智大学の国際教養学部、ICU(国際教養大学)、慶應義塾大学のPEARL(経済学部をすべて英語履修)とSFC GIGAなどです。
在校生も海外帰国子女や留学生も多く、国際的な雰囲気です。
――――――――――――――――――――

セミナーのアーカイブ動画をYoutubeで公開しています!
当日に参加でなかった方はもちろん、ご参加いただいた方も振り返りにどうぞご覧ください。
>> セミナーの動画(約55分) <<

次回のセミナーの内容や応募受付の開始はこちらのブログ、またはTwitterでお知らせします。
お楽しみに!

ーーーーーーーーーー

【在校生のみなさまへ】
2022年からご案内を開始し、ご好評をいただいてたくさんの方に参加いただいてきている「海外サマープログラム」の説明会を2025年2月に開催予定です。

普段と違う環境で過ごすことや海外にお友達ができる経験はお子さんたちが大きく成長するチャンス。
当スクールで身につけた自分で考えて自分の力で乗り越えようとする力や、英語力を実践する機会としても、そしてその成果を目の当たりにできる機会としても、その良さを実感していただいています。

説明会の詳細は追ってお通いの各スクールからご案内を差し上げます。お楽しみに!